やぐら状の木組みが建物をつつみ、広場をつくる
伊東豊雄建築設計事務所 樽谷敦/高垣麻衣花
1.はじめに
敷地周辺広域
南西角ファサード(提供:水戸市)
東日本大震災(2011年)で被災した旧市民会館の再建と、賑わいが失われつつあるという中心市街地の再生という2つの大きな命題を元に、2016年に開催された公募型プロポーザルの実施案である。
JR水戸駅から西へ1.5km離れた敷地は、江戸時代に城下町として栄え、現在は商店街として残る国道50号の一角に位置し、南側に県下唯一の百貨店、北側に建築家・磯崎新氏が設計した水戸芸術館に挟まれた街区である。複数のプログラム用途が求められたまちなかに建つ市民会館として、どのような立ち現れ方が相応しいか、都市の大きなスケールで捉えた枠組みの提案が必要だと感じた。
建物は2000席の大ホールを中心に、482席の中ホール、大ホールの練習室も兼ねる小ホール、420㎡の大会議室と10室の中・小・特別会議室、420㎡の展示室と4種類7室のスタジオ、12畳+15畳の和室と板の間、店舗という多機能な用途を地上4階地下2階に積層した複合文化施設である。再開発事業としては周辺の道路整備も含めた街区全体の景観形成も同時に進められた。
2.ECIの採用
設計を行った2016年~2018年にかけて、建築業界は社会情勢に大きく左右されていた。そこに耐火木構造とした本プロジェクトの特殊性も加わり、建設コストや工事スケジュールを確実に実行することを目的として、実施設計の初期段階においてECI方式による発注方式を採用することとなった。設計段階においてオープン技術となっている1時間の耐火認定木造部材として、竹中工務店が認定取得した‘燃エンウッド®’に的を絞って進めることができたことは非常に効果的であった。実施設計完了後、施工者作成のBIMを共有しながら、ホール建築としての高水準な性能や耐火木部材の難しい接合部を実現するための施工検討を行った。本プロジェクトで使用した耐火木集成材の量は1,515㎥に及び、集成材の製造から構造部材の加工までの期間に15カ月を要したため、早期発注が求められた。納まりや寸法等の基本的な構成を早い段階で確認できたことは工程管理を円滑にしたと言える。
3.全体計画
プロポーザル時コンセプト模型
構造ダイアグラム
南北二つの賑わい
前記したように、敷地は水戸を象徴する二つの建物に挟まれた一街区である。両者の特徴を捉え、またそれらをつなぐ建築であると共に、地方都市再生の起爆剤となる新たな水戸のシンボルをつくる必要があった。
我々の提案は、商業的な南側と文化・芸術の北側に対し、二つの賑わいをつくり出すことであった。建物の中で最大ボリュームを占める大ホールは、水戸芸術館の屋外広場に中心軸を合わせ、建物四周は骨太の木組みによる力強い木構造で巡らせる構成とした。
南側は国道50号の「商業的な賑わい」を引用し、日常的に稼働率が高い商業や展示室、スタジオ、会議室、中ホール等、市民のいきいきとした活動そのものがファサードに現れてくるようなプログラムを積層した。北側は水戸芸術館の屋外広場に対して、大ホールのホワイエや屋内広場(やぐら広場)を向かい合わせ、「文化的な賑わい」を相互に共有できる配置構成とした。
建物周囲の「木組み」は、水戸の城下町の記憶を呼び起こす力強い構造の提案である。XYZの3方向の柱梁が一部芯ずれする「やぐら状」に組むことで、部材を小割に切断することなく、大きな部材としてダイナミックに見せることを意図した。この規模の建物の構造は、一時間の耐火性能が求められ、使用する耐火木集成材の認定仕様により、設計の自由度はかなりの制限を強いられる。その中で、大らかな設計の意図を実現すべく、既存認定の解釈の延長で接合部を精査することで、見た目以上に複雑な納まりのディテールを新たな耐火実験をすることなく成立させていった。このやぐら組の架構により柱梁の接合箇所は半減し、下梁上部を設備ルートとするなど意匠性以外での効果ももたらしている。建物四周を包む65本の木柱はプロポーザル時には外部に露出し、木柱間に外装を嵌め込む計画であったが、木の耐候性やメンテナンスを考慮し、アルミキャストパネルとガラスファサードによって覆うこととした。
やぐら広場/大ホール矩計図
木組みがファサード越しに浮かぶ夜景
建物と街の境界をつくるように聳え立つ木柱だが、内部へ入ると唐松の木肌の存在感や匂いが感じられる。大ホールや中ホールの外壁は1階から屋根上まで一貫して濃茶や弁柄色の左官仕上げを施し、それらを囲む木組みの空間が建物全体に及ぶ。南側は各階の用途に応じて床仕上げの素材と色を変えることにより、空間的にずるずると続く道状のワンルームに変化をつけた。それに加え、建築の木構造に呼応した直線的で力強い木製家具、窓際を覆い天気によって表情を変える玉虫色のカーテン、量感のある木の塊のサインなど、それぞれの分野に留まらない存在感を放つ要素が共用部を彩り、各所にまったく違った雰囲気の居場所をつくりだした。また、昨今、装飾的なものは排除される傾向にあるが、本施設では各所に自然をモチーフとした柄を繰り返し展開している。矢羽柄や梅の花、唐草模様など、日本の伝統的な文様を積極的に取り入れ、水戸らしい質実剛健で力強い建築の中に、優美な自然を感じられればと考えた。
夜になると木で囲われた温もりある空間がガラス越しに街に現れる。柱と柱の間には訪れた人々の拠り所となるカウンターテーブルが配され、水戸の伝統工芸である「水府提灯」から着想を得た特注のスタンド照明が手元を灯し、まちなかの夜景の一部として彩りを添える。照明は、開館~閉館にかけて照度や色温度をタイマー制御することにより、時間の流れと共に移りゆく室内環境をつくりだしている。全館を通して歩き回れる回遊性と見通しのよい構成によってまちからつながる道が建築内にも入り込んでいくようなゆったりと大らかな建築となった。
3.「やぐら広場」
合唱コンサートで賑わうやぐら広場(©中村絵)
人々が思い思いに過ごすラウンジギャラリー(©中村絵)
水戸芸術館の中庭・屋外広場に対して、我々は屋内の「やぐら広場」を提案した。約20mスパンの木と鉄のハイブリット構造トラスにより800㎡の大空間をつくり、19.2mもの柱が力強く立ち上がる。耐火木質部材でトラスをつくった前例は未だないだろう。
この広場は、南側の国道50号と北側の芸術館通りを結ぶ屋内広場であり、通り抜けにより新たな人の流れをつくっている。また、上部にはイベント時に観覧できるギャラリーをぐるりと回し、まちとつながる開かれた劇場として、日常的な賑わいをつくることを期待した。
様々なイベントや展示・集会等に対応できるよう、昇降式のグリッドバトンや、舞台照明音響設備・設備ピット(給排水・電気)を随所に設けた。
吹抜けを介した2階には南北をつなぐスロープと段々状のラウンジギャラリーがある。スロープとラウンジを隔てる棚には寄付によって集められた本がずらりと並び、どちら側からも手に取ることができる。窓際は一面カウンターテーブルが連なり、大空間の中にも縁側のようにゆったりと過ごすことができるスペースを設けた。
4.水戸らしさをつくる「大ホール」
大ホール内観(©中村絵)
GRCの音響反射板
音響設計による小叩きのモックアップ確認
客席背面の吸音カーテン
生音から演劇・講演会まで様々な演目を可能とする多機能ホールが求められた。華やかな江戸情緒が残る水戸らしいホールを目指し、伝統的な芝居小屋のイメージからホールのデザイン検討をスタートした。
大ホールを囲む矩形の壁は、鉄筋コンクリート造でつくることで、高い防振・遮音性能を確保し、建物全体の耐震コアとしても有効に使った。1階席と2・3階の後方・サイドバルコニーの3層構成で最大2000人を収容し、ウィングと舞台床まで下降するティーザー/吊上収納式の音響反射板/2基のオーケストラ迫り/ワーグナーピット/プロセニアムギャラリー/スライドギャラリー等よって、多様な形式と多彩な演出を可能とする可変性を持ったホールとした。観客席との一体感の強い前舞台形式やティーザーを下し、舞台上のみを使用する平土間形式としても利用できる。市民活動の場として、市民にとって使いやすくシンプルなホールであることを第一に計画し、一方でツアー等のプロユースを満足するホール性能を確保した。バルコニー先端の収納式カーテンを引くことでイベント規模に応じた気積の調整を行うと同時に空席による空虚感を減らす。舞台に対して並行系の客席配置と、囲み型のバルコニーにより、客席と舞台が物理的に近く、2000席規模とは思えない視覚的な一体感を生んでいる。
客席内部の正対する両脇の壁は、往復反射(フラッターエコー)の防止と適度な音の拡散のため、左右非対称の反射板を設ける必要があった。当初この規模が故に、音響的に満足のいく反射面をつくることに苦戦したが、効率よく多方向に音を反射することができる丸形・曲面を採用した。最終的には5種5色のGRC強化パネルで製作し、配置やパネル型を決めていく上では、水戸偕楽園の梅をイメージしてデザインに昇華している。
小叩きに染色を施したコンクリート壁、最大20席の背板がつながった直線状の客席、バルコニー席のPCのリブ付手摺壁、後方壁の吸音カーテンなど、豊かな響きの印象と密接にかかわる建築的な要素は、音響設計と十分に協議の上デザインにフィードバックしていくことで、低音から高音までバランスのとれた響きのホールが実現した。
大ホール断面詳細図
5.カジュアルで明るい「中ホール」
肘置きを収納したベンチシート仕様
中ホールの様子。矢羽根模柄の音響反射板
市民利用が多く想定される中ホールは、明るく使いやすいホールを目指した。室内楽や合唱のような生音利用から演劇やダンス、講演会など多目的なホールであり、大会議室の上階に位置し、大ホール舞台と隣接するため、BOXinBOX構造により構造躯体より防振ゴムで浮かせ、建築・設備のさまざまな工夫により高い防振・遮音性能を確保した。矢羽根柄をモチーフとした明るい木製の音響反射板が壁面を囲い、コンサートや講演の際に舞台と客席の一体感をつくり出す。一方、ホール上部は3方を黒いテクニカルギャラリーが取り囲み、6本のブリッジによって、スピーディーに舞台転換が行える設えとした。観客席の横通路前方は可動席とし、平台を設置することで拡張舞台へと転換することも可能であり、また、舞台上手下手に設けた舞台奥行方向に前後する袖パネルが、演劇の際の仮設的なプロセ二アムを作るなど、コンパクトでありながら使い勝手を向上させている。観客席は薄い座面でありながら、空気を密閉したクッションによって居住性を追求し、可動式の肘置きにより座席感のないベンチシートのように利用することも可能とした。
6.2F「展示室・スタジオ」
展示室にて展覧会の様子(©中村絵)
こどもギャラリーで過ごす親子(©中村絵)
南側2Fは展示室と各種スタジオ(音楽・工作・調理等)、学習ラウンジ、こどもギャラリー、オープンギャラリーが配置され、京成百貨店と上空通路によってつながる都市空間と直結したエリアとなった。 約420㎡の天井高5mの展示室は、幅3.8mの可動間仕切りで、自由にレイアウト、分割を可能とし、県展などで求められる展示壁長さも確保した。また、一部ホワイエにもオープンギャラリーとして可動間仕切りを展開し、ピクチャーレールやスポットライト用のダクトレールも随所に設けることで、カジュアルでオープンな展示利用も可能とした。多種多様なスタジオ群前のホワイエには、壁を一面ホワイトボード仕上げとすることで、各室に閉じこもりがちな活動を積極的にホワイエ側へと拡げる仕掛けを施している。
こどもギャラリーは、自由に位置がカスタマイズできるオープンな書棚に、寄付により集まった絵本が並ぶ。カラフルで特徴的な形状の家具や巨大なピザ型クッションにより、子供たちが夢中で過ごすことができるエリアになった。週末になると絵本の読み聞かせイベントも開催され、たまに寝ころぶ高齢者や、勉強の合間に休憩する学生が混ざり、多世代が共存する空間となった。
2階にはラウンジやギャラリーと呼ぶ機能の決まっていない公共空間を幾つも計画したが、市民会館としてあらゆる人々が気軽に自由に利用できる場を持つことで、日々何かが起こり、誰かと出会うことのできる施設となることを心がけている。
7.3F「大・中・小・特別会議室」
大会議室イベント利用時の風景(提供:水戸市)
ミーティングラウンジでくつろぐ人々(©中村絵)
スクール形式・270人定員で利用可能な規模の大会議室は、可動間仕切りにより2分割でも3分割でも利用を可能としている。可動間仕切りは表裏で仕上げを変えることで吸音面でも反射面でも利用ができる仕様とした。
内装は、明るい色の木練付板に唐草模様をモチーフとしたデザインのアルミ板を象嵌した壁や帯状に分節した凹凸面をつくる曲面天井で、柔らかな華やかさをつくりつつ、調光・調色可能な照明システムを採用することにより、パーティから試験までさまざまな用途へ可変できる設えとした。窓の無い大きな空間であるが、緩やかな曲線デザインや照明の効果によって、閉鎖感を和らげ、のびのびとした印象の会議室としたいと考えた。
その他36人定員の中会議室が4室、24人定員の小会議室が4室と、14人・6人定員の特別会議室などからなる南側3階は、南側2階に比べると比較的落ち着いた雰囲気のフロアとなった。特に多くの椅子・テーブル・カウンターや印刷スペースを設けたミーティングラウンジでは、2F同様学校帰りの学生も多く利用しているが、その中に集中して作業をする大人の姿も見受けられる。構造体である木造の柱梁とその間につくる木製家具によってつくられる温もりのある空間と人々の手に振れる優しい家具はあらゆる人に親しまれ、いつでも多くの人で賑わう文化的なラウンジのような空間となった。
8.芝生広場とつながる「小ホール」
小ホールは二重の引戸を開くと屋上の芝生広場とつながる(©中村絵)
大ホールのリハーサル練習室として、舞台アクティングエリア(8間角)を内包したサイズが求められた。通常大ホール舞台の近傍、地下などに配置されることが多い室であるが、敢えて4Fの広場に面した環境の良い場所に配置することで、使いやすい規模感の平土間のホールとして、市民利用も可能とする計画とした。
音響に配慮した2重の遮音ガラス引戸を開放することにより芝生広場とつながり、屋外との一体利用も可能としている。弊社で設計したまつもと市民芸術館でも同様のリハーサル室を計画したが、リハーサル以外での利用が多いと聞いている。ここでも、ヨガイベントや結婚式、企業の展示会や合唱練習会、演劇など様々な場面で活用されている。1つの定格的な用途に限定するのではなく、市民が自ら考え、活用する器としての市民会館を象徴する空間になったと感じている。
9.4F「日本文化エリア」
和室へのアプローチ(©Lighting Planners Associates)
和室
4Fの中ホールホワイエの途中から、敷き瓦風タイルや枯山水・置き照明・小庇を施し、天井高さも3.6mから2.6mまで抑えるなど、奥の和室・板の間へと続く露地空間を連窓させる設えとした。定期的に開催される100人規模のお茶会の待合にも対応すべく、長いベンチを設け、和装の利用者にも配慮した奥行寸法を採用した。このエリアの設計検討をするにあたっては、地元の文化振興団体との意見交換会も行われた。
12+15畳の和室、21畳の板の間の3室からなり、それぞれに専用の水屋と茶道口を設けている。各室の床の間様式や天井構成を変えることで、特徴をつくっている。
日本庭園は、水戸芸術館の塔を借景に、石庭と築島から構成し、季節の草木や灯篭(伊東豊雄デザイン)等で、いつきても楽しめる庭となった。
水屋
日本庭園・水戸芸術館のタワーが見える板の間
10.さいごに
エントランス広場でのトークイベント(©中村絵)
グリッドバトンを使用したやぐら広場のイベント(提供:水戸市)
令和5年7月2日にオープンを迎え、約1年半が経過した。オープン初日には1万人以上の人が来場し、現在既に165万近くの人が水戸市民会館を訪れているという。このようなホール主体の建物は、何もイベントがないときには閑散としてしまう傾向にあるが、平日でも3000人近くの方が来場しているのだから、少しずつ人々の毎日の日常生活の中に市民会館が定着してきているのかもしれない。
設計のときより、どのようにしたら日常的にたくさんの人が毎日でもカジュアルに訪れてくれる場所となりうるかを考え提案してきた。このような公共施設の運用に関しては数多くのハードルがあり、施主・市・管理者・利用者・施工者・設計者等、それぞれの立場で目線が全く異なる。関係者で何度も協議を繰り返し、利用者の声を想像し、何とかオープンを迎えることができた。隣接する水戸芸術館の方々が、設計や現場監理の段階から、多くの知見と経験を元にアドバイスをくださったのはこの館の建設において非常に幸運なことだったように思う。
来場者数や稼働率の数字の上では、とりあえず一定の成果を得たと思われる。ただそれがまちの賑わいへと波及し、そこで新たな出会いが生じ、市民の文化的な興味関心の向上へつながっていっているかはまだわからない。こういった公共施設において、数字ばかりが目立つ傾向にあるが、設計者として、活動の質や内容・展開に注目し、この先も関わり続けていきたいと考えている。
水戸市民会館
所在地 茨城県水戸市泉町1丁目
主要用途 劇場、会議室、展示室、スタジオ、和室+板の間、店舗、駐車場
建主(発注者) 泉町1丁目北地区市街地再開発組合
事業コンサルタント 都市環境研究所
コンストラクションマネジメント 山下PMC
設計──────────────────────────
総合 伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所 共同企業体
伊東豊雄建築設計事務所
担当/伊東豊雄 東建男 古林豊彦 樽谷敦 福田陽之輔 高垣麻衣花 城代晃成 水沼靖昭* 庵原義隆*
横須賀満夫建築設計事務所
担当/横須賀満夫 横須賀孝 下山田清之 村山惠美
構造 オーブ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド
担当/金田充弘 江村哲哉 提坂浩之 竹内翼
空調・衛生設備 イーエスアソシエイツ
担当/佐藤英治 辺見久活 入口新語
電気設備 大瀧設備事務所
担当/大瀧牧世 豊島昭治郎
家具デザイン 藤江和子アトリエ
担当/藤江和子 野崎みどり 豊田恵美子
照明計画 ライティング プランナーズ アソシエーツ
担当/面出薫 窪田麻里 山本幹根 木村光 高橋翔作*
音響計画 永田音響設計
担当/福地智子 稲生眞 鈴木航輔
テキスタイルデザイン 安東陽子デザイン
担当/安東陽子
サイン計画 廣村デザイン事務所
担当/廣村正彰 中村一行 平島太一
防災計画 安宅防災設計
担当/鈴木貴良
ランドスケープ GAヤマザキ
担当/山﨑誠子、洪淑婷
舞台機構 ベアーズエンジニアリング
担当/秋月宏文
舞台照明 あかり組
担当/服部基
*元所員
監理───────────────────────────
総合 伊東豊雄建築設計事務所・横須賀満夫建築設計事務所 共同企業体
伊東豊雄建築設計事務所
担当/伊東豊雄 東建男 樽谷敦 福田陽之輔 高垣麻衣花
横須賀満夫建築設計事務所
担当/横須賀満夫 横須賀孝 下山田清之 村山惠美
構造
オーブ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド
担当/江村哲哉 提坂浩之 竹内翼
横須賀満夫建築設計事務所
担当/橋本雄介
空調・衛生設備
イーエスアソシエイツ
担当/佐藤英治
根本設備設計事務所
担当/根本拓弥
電気設備
大瀧設備事務所
担当/大瀧牧世 豊島昭治郎
川又設備計画
担当/川又哲男
劇場
アクアパルス建築設計事務所
担当/水沼靖昭
施工───────────────────────────
総合 竹中・株木・鈴木良・葵・関根 特定建設工事共同企業体
建築担当/川邉辰彦 福島一夫 竹尾亨 川戸耕介 立仙康平 吉田宏一 朝倉雄輔 山中宏樹 城戸成彰 藤井雄也 庄司昂平
設備担当/槌谷嘉 守分史彦 輕部達也
舞台担当/千葉英雄
空調・衛生 三建・暁飯島・第一熱学 特定建設工事共同企業体
担当/三建設備工業:山家政友 中平慎一郎 暁飯島工業:木村昭裕 第一熱学建設:山田満
電気 関電工
担当/郡司雄吾 小田内慎太郎
舞台機構
サンケンエンジニアリング
担当/村木陽児 今西鉄兵
三精テクノロジーズ
担当/米盛友博、目黒吉信
舞台照明 丸茂電機
担当/千早宏之 吉野晴隆
舞台音響 ヤマハサウンドシステム
担当/森裕太郎、田中雄大
規模───────────────────────────
敷地面積 8,284.95m2
建築面積 6,952.37m2(建蔽率83.92%)
延床面積 23,232.35m2(容積率257.41%)
地下2階 288.41m2
地下1階 3,171.03m2
1階 6,360.78m2
2階 4,872.51m2
3階 4,280.45m2
4階 3,819.20m2
R階 439.97m2
建蔽率 83.92%(許容:100%)
容積率 257.41%(許容:600%)
階数 地下1階 地上2階
構造───────────────────────────
主体構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、木造
1時間耐火木集成材:燃エンウッド®
杭・基礎 直接基礎(べた基礎、一部布基礎) 地盤改良(混合処理工法)
工程───────────────────────────
設計期間 2016年8月~2019年3月
施工期間 2020年4月~2022年10月 31カ月(既存地下躯体の解体工事含む)
大ホール:客席側正面(©中村絵)
大ホール舞台:コンサート形式(©中村絵)
大ホール舞台:プロセニアム形式(©中村絵)
大ホール:前舞台のみ利用の形式
(©サンケン・エンジニアリング)
大ホール舞台音響反射板:アクリル板の反射庇
大ホール:中楽屋
(©Lighting Planners Associates)
大ホール:大楽屋(©Lighting Planners Associates)
11t荷台同時利用の搬入ヤード
大ホール:舞台上段すのこ
(©サンケン・エンジニアリング)
大ホール:舞台下段すのこ
(©サンケン・エンジニアリング)
大ホール:オケピット上段すのこ
(©サンケン・エンジニアリング)
大ホール:オケピット下段すのこ
(©サンケン・エンジニアリング)
大ホールホワイエ:クローク
(©Lighting Planners Associates)
大ホールホワイエ:ドリンクカウンター
小ホール:遮光・吸音カーテン全閉
小ホール:利用時の様子。L型のギャラリーが周る
(©中村絵)
中ホール:客席側正面(©中村絵)
中ホール舞台:コンサート形式(©中村絵)
中ホール舞台:プロセニアム形式(©中村絵)
2FスタジオABC:可動間仕切りにて一体利用も可能
大会議室内観(©Lighting Planners Associates)
やぐらトラスを望む特別会議室
(©Lighting Planners Associates)
中会議室(©Lighting Planners Associates)
空室がわかりやすい大ホールトイレ
(©Lighting Planners Associates)