演出空間の更なる発展を支えるために
2010年2月 2日(火)〜3日(水)
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
開催案内・申込書(pdf)をダウンロード |
2月2日(火) 09:30 開場
10:00 開会
10:30 基調講演:「歌舞伎の舞台空間」芝居小屋と劇場 / 大道具と舞台装置
東京大学大学院人文社会系研究科 古井戸秀夫教授
早稲田大学で故・郡司正勝先生に師事し歌舞伎・舞踊を専門に研究され、現在は東京大学大学院で教鞭を取られる「歌舞伎の劇場」と「歌舞伎の舞台」の変遷について、お話いただく。
13:15 セミナー1 木造劇場研究会活動報告 / 木造劇場研究会 山崎泰孝会長他
建築部会 木造劇場研究会の目的は、劇場ならびに芸能や舞台芸術に関することを、木造芝居小屋などをたたき台にして研究することである。毎月1回の定例会には、JATET会員以外に、芸能者や舞台技術者、劇団員、研究者、建築家、新聞記者、写真家など、また学生や飛び入りも入って、賑やかに議論をし、講演会や観劇会、芝居小屋の復原活動なども行っている。今回のフォーラムでは、関西支部の活動、川越鶴川座の復原活動、芝居小屋の音響調査などが報告される。
15:30 セミナー2 NINAGAWA十二夜の舞台美術 / 美術部会 金井勇一郎部会長
演出家・蜷川幸雄が初めて歌舞伎を演出することで話題になった『NINAGAWA 十二夜』。2005年の初演から好評を博し、昨年のバービカンシアターにおける公演ではロンドンの観客からも支持を受けた本作品の舞台美術を初演以来担当している金井勇一郎美術部会長から、『NINAGAWA 十二夜の舞台美術』をテーマに報告を行う。
18:00 懇親会:あうるすぽっと ホワイエ
2月3日(水) 09:30 開場
10:00 セミナー3 劇場・ホールの可変 / 建築部会 勝又英明部会長他
劇場・ホールの重要な要素である可動に着目し、可動を中心とした劇場演出空間技術の推移、ターニングポイント、今後の方向性、各分野相互間の問題点などについて探り、今後の舞台技術の方向性を探りたい。可動部位としては、舞台客席可変(客席可変、舞台可変、客席+舞台可変)、残響可変(吸音可変客席空間可変、舞台空間可変、客席空間可変)、外部との連携(屋内空間拡張、屋外空間拡張、視覚拡張)、音響反射板(走行式、吊込式、その他)、プロセニアム可変(プロセニアム可変、ポータル可変)の5テーマに絞り、調査を進めた。
13:15 セミナー4 韓国劇場ならびに関連団体との交流 / 事業委員会 森健輔委員長他
2008年9月、事業委員会 教育研修部会と国際交流部会の合同企画として「韓国劇場見学会」が開催され、4日間にわたり、ソウル市内の7劇場を見学した。舞台機構、照明、音響、客席等の見学の成果報告と、韓国OISTAT開催によるKOSTAT EXPO開会式・授賞式への参加、及び翌2009年のワールド・ステージ・デザインの報告を行なう。さらに韓国産業技術試験院(KTL)との交流についての報告と、ゲストのDr. Don-Kyun Kimに韓国からの報告をお願いする。
・韓国劇場見学会報告 / 教育研修部会 小川幹雄部会長他 |
・日韓における国際交流報告 / 国際交流部会 伊東正示部会長 |
・韓国産業技術試験院と舞台施設安全診断支援センターの活動 / 事業委員会 森健輔委員長 Regulations of Stage Safety Inspection and Roles of Stage Safety Center in Korea / KTL SSC Dr.Don-Kyun Kim |
17:00 セミナー5 「劇場演出空間の運用および安全に関するガイドライン」策定報告/ 佐藤壽晃基準協担当理事
近年、演出空間において死亡に至るような人身事故が起こっている。 公演制作現場での事故が続くことに危機感を持ち、演出空間の諸問題解 決を検討すべく関係16団体が集結し、2006年に劇場等演出空間運用基準協議会を創設(以下基準協)を創設した。基準協は、劇場や舞台設備の整ったホールのみならず屋内外の仮設舞台など全ての演出空間での安全確保を図る運用基準の作成と普及を目的として設立され、二年間の協議の結果、2009年4月「劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドライン〜公演にたずさわるすべての人々に〜」2009年度版を発行した。このガイドラインの発行の経緯と内容について報告をする。
18:00 閉会
参加定員:300名(申込先着順)
参加費2日間(資料代を含む):主催・共催・協賛団体会員2,000円、非会員3,000円、学生1,000円
懇親会:主催団体・共催団体・協賛団体会員・非会員4,000円、学生2,000円
申込方法: EmailまたはFAXにてお申込み下さい。 Email参加申込書 FAX参加申込書
申込締切:2010年 1月25日(月)必着。受付次第、申込者に整理券(参加費の支払い案内つき)を送ります。
申込先:社団法人劇場演出空間技術協会 事務局 info@jatet.or.jp
〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3−8−6 第一古川ビル 2階A室
TEL:03-5289-8858 FAX:03-3258-2400 http://www.jatet.or.jp
主催:社団法人劇場演出空間技術協会(JATET) 実施: JATET FORUM 2009/2010実行委員会
共催:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)、OISTAT(劇場芸術国際組織)日本センター
後援(予定):経済産業省
協賛(予定):(社)全国公立文化施設協会、日本舞台監督協会、(社)日本建築家協会、
(社)日本照明家協会、日本舞台音響家協会、日本舞台美術家協会、(社)日本芸能実演家団体協議会、
劇場等演出空間運用基準協議会、全国舞台テレビ照明事業協同組合、日本舞台音響事業協同組合、
日本プロフェッショナルオーディオ協議会、特定ラジオマイク利用者連盟、
舞台運営事業協同組合連合会、歌舞伎大道具(背景画)製作技術保存会、(社)日本照明器具工業会、
(社)日本建築学会、(社)電気設備学会、(社)日本照明学会、(社)日本音響学会、
韓国産業技術試験院:Korea Testing Laboratory(KTL)
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
〒170-0013 東京都豊島区東池袋4−5−2 ライズアリーナビル2F / TEL 03−5391−0751 / URL http://www.owlspot.jp
東京メトロ有楽町線 「東池袋駅」6・7番出口より直結
JR他「池袋駅」東口よりグリーン大通り直進 徒歩10分
都電荒川線「東池袋四丁目駅」より徒歩2分